メディア出演・執筆活動

議会質問や意見書案で取り上げたテーマのうち、社会的に特に重要なものについては、時間・費用をいとわずに調査し、その結果をメディア出演や記事・書籍等の形で発信してまいりました。

(1) TPPと地域経済

議会に意見書案を提出したTPPについては、交渉状況に関する情報が政府によって十分に公開されていないことから、ハワイ交渉(2015年7月)及びアトランタ交渉(同年10月)の現地に赴き、世界中から集まったNGOと情報交換を行いました。

(山田正彦・元農水大臣、PARC内田聖子氏、国際NGOのSanya Reid-Smith氏とともに)

また、様々な文献やネットワークを通じて入手した情報をもとに、TPP協定の内容を分析し、その問題点をラジオ番組(「ラジオフォーラム」(2015年9月)、「荻上チキ・Session-22」(2016年11月))や新聞、雑誌の記事やインタビューにおいて解説しました(「消費者法ニュース」(2016年4月)、「十勝毎日新聞」(2017年1月)等多数)

さらに、TPP協定が締結された後も、公表された協定文の分析を加え、TPPや同種の貿易・投資協定が地域経済に与える影響について書籍を出版しました(「TPP・FTAと公共政策の変質」(自治体研究社(2017年)・共著))。

本の詳細は、≪コチラ≫でご覧いただけます。

(2) ヘイトスピーチ対策

新宿区内でも問題となっているヘイトスピーチについては、議会で何度も取り上げました。この問題については、第二東京弁護士会・人権擁護委員会の委員としても取り組んできたことから、TV番組の特集においてインタビュー出演することになりました(東京MXテレビ「田村淳の訊きたい放題」(2017年4月))。

(3) PFI推進施策と水道法改正

議会で何度も取り上げた政府によるPPP/PFI推進施策については、2018年にPFI法改正及び水道民営化のための水道法改正が行われました。この問題は、2016年頃から調査をしていましたが、法改正が現実味を帯びてきた2018年7月、PFI政策や水道民営化を積極的に進めてきた英国の状況を調査するため、ロンドンにおいて公共政策を専門とする大学教授、公共サービスの再公営化を訴える市民団体や、英国議会議員を含む多くの方々と面談し、情報収集を行いました。

(英国下院議員・Rebecca Long Bailey氏とともに)

文献調査やロンドンでの情報収集によって得られた知見をもとに、様々な場所での講演を通じて情報提供及び問題提起を行いました。また、BS11「報道ライブ インサイドOUT」の水道法改正特集にコメンテーターとして出演し、水道民営化の問題点について解説しました。

また、水道法改正後に予想される自治体の市民・職員・議員の間での議論の役に立つことを目的として、PFI・コンセッションの仕組みや問題点、さらに国内外での公共サービスのあり方について情報提供するための書籍を出版しました(「安易な民営化のつけはどこに」(イマジン出版(2018年)・共著))

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