新型コロナウイルス感染症が拡大する中でのオリンピック・パラリンピックは都民の命と健康を危険にさらすものである一方、メリットはほとんど見いだすことができません。中止の判断を求めてまいります。
新型コロナ対策では「自粛と制限のお願い」ばかりを繰り返すのではなく、ワクチン接種の推進と同時に、「海外からの変異株の流入を防ぐ水際対策」と「検査・隔離の徹底」により感染の連鎖を断ち切るべきです。
また、合理化・効率化を追求した保健所の再編・統廃合や公立病院の再編・病床削減は、「検査・隔離の徹底」と「コロナ対応病床の確保」を困難にしました。公衆衛生・地域医療体制の「最後の砦(とりで)」である保健所や都立病院・公社病院の機能強化を図ります。
そして、清潔な水を供給する水道は家庭での感染症対策を支える最重要インフラです。都民の命と健康を守るため、「官民連携」の掛け声の下で検討が進む水道事業の民間化をストップします。